2011年5月24日火曜日

活動先


私が今、活動しているところは、 Centro de Desarrollo Integral Lucerito(ルセリート)というNGO組織です。
トップは、アメリカにある世界的な国際NGO Chaild Children Fand(以下C.C.F) です。日本の雑誌などに広告が載ってる時もあります。
途上国の子どもたちから手紙が届く、、、毎月いくらかの寄付を通して、途上国の子ども・家族の生活を向上させていくことが目的です。

ルセリートに通い、援助を受けている子どもたちは貧困層の家庭で生活しています。
援助を受けるには、毎月の収入や家族構成に基準があり、C.C.Fに申請します。
申請した子どもたちが全員パトロン(欧米の援助者、寄付している人)につけるわけではなく、どうやら申請してもパトロンがつくかどうかは、運次第のようですが。
パトロンがいる子どもたちは、それぞれ毎月手紙を書き(文通で交流する)、写真を撮り送り、お金を受け取り(パトロンによりけりの値段)、必要な物資(服や靴、文房具や家庭電化製品)を買っています。

ルセリートは、様々な施設があり、日本で言う、公民館・児童館・塾・職業訓練・病院・歯科、、、の総合施設のようです。
週3回勤務する医者、半日勤務の歯医者、栄養士兼看護士、野菜栽培・家畜飼育の人、
幼稚園の先生2人、小学校の先生2人、パソコン教師、
パトロン業務の2人、お金関係の2人、清掃兼調理員、そしてすべてを統括するBetty
15人の仲間とともに、活動してます。

幼稚園(小学校に入る前のプレ)が2クラス(2,3歳児クラス、4,5歳児クラス)
学校の宿題を見る小学生クラス、
パソコンの授業(小学生向けから、お母さん向けまで)
が通常にあり、

時期により、母親向けの職業訓練を行っています。
美容師、ネイリスト、手芸、調理、パソコン、、、、、

また地域活性化を目指して
パトロンを持つ子どもの親の会、幼稚園に通う子の親の会、学校の先生方の会、
それぞれが共に集まる場を設け、交流しています

またCCFの指示により、今年度より3ヵ年計画でのグループワークの活動も始まりました。
(この件については、また詳しく)

。。。。とまぁ、ルセリートは
家庭、学校、地域を結ぶ、総合施設、のようなもの。

この施設の創始者であり、長であるBetty
「教育が大事、未来を作る」「何かを身につけて、職業につなげる」「より良い生活へ」
Bettyは、地域開発を15年近く続けいています。
女性の自立、子どもへの教育、地域交流、地域活性化、、、

そんなところで、私は1日本人、1外国人ボランティアとして、毎日を過ごしています。

ルセリートに出会えて、
Bettyに出会えて、
ここで活動できていることに感謝。
毎日が学びの日々です。


活動内容についてはまた、別記事で。

ボリビアとは、、、

ボリビアは海以外の自然はすべてそろっている国です。標高100Mの湿原地帯から、4000Mを超えるところにある町。世界で1番高いところにある湖チチカカ湖に、世界最大面積のウユニ塩湖、自然残るアマゾン、ジャングル。。。自然が作り出す景色、本当にトリハダもの。こんな景色、見たことない! 絶景探す旅、できます。

そして文化も色濃く残ります。ボリビアはケチュア、アイマラ、グアラニーの3民族があり、それぞれ言語を持ち、文化を持ちます。今日本で知名度上昇中の幸せになれる、エケコ人形はアイマラ文化の神様で、エケコ=私を買って、という意味らしい。


ボリビアは9つの県があり、3つの地域に分かれます。

高地(ラパス、オルロ、ポトシ)はTHAボリビア、という感じで、アンデスの文化が色濃く、チョリータさん(先住民で伝統的な衣装を身に着けている方)がたくさんいます。富士山以上のところに住んでいる人であるから、太陽と近く、酸素が少ない。紫外線と高山病との闘い。(私はまったく高山病ではない! 人によっては頭痛、食欲なし、消化不良等々で苦しいらしいです)

中間に位置するのがコチャバンバ、チュキサカ、タリハ県。温暖な気候で食べ物がおいしく、住むには非常に良いところ。暑くもなく、寒くもなく。タリハはワインが有名で、この間のタリハ旅行では、もうVino Tinto赤ワインにハマリました、私。

そして低地のアマゾン地帯。私が住むサンタクルス、ベニ、パンドです。ブラジルと接していて、文化もブラジルに近い?らしいです。この地域独特の言葉使いがあり、どうも暑いからか、あまり口をはっきり開けずに発音するため、聞き取り困難。(だからいまだに語学が伸びないのねー、と言い訳する私笑)毎日が夏。酸素多。人働かない。。。。


気候がその生活を変える、そして生活が人格、考え方まで変える、影響を与える、成立すると思います。

高地の人間と低地の人間は考え方や思考が違うらしく、一緒に仕事すると悲惨だとか。私のカウンターパートはスクレ(チュキサカ県)の人ですが、サンタクルスの人間の考え方や習慣について毎日文句、というか「だからサンタクルスは、、、」という感じです。

確かに、4100Mにある世界最高所の都市ポトシは、1年中冬、のように寒い。人々は黒っぽいコートやジャケットを羽織り、背中を丸め、足早く歩く。町全体が落ち着いていて、地味、な感じがしたのは事実です。まぁ、私はその落ち着いた感じがすごく好きなのですが。ここの人たちはサンタクルスの人のように外で堂々とビールを飲みながら何時間も話し、踊り、Tシャツをめくってお腹をだしながら、、なーんてしないんだろうなぁ。
陽気にはなりたくてもなりきれないポトシ。
暑さの中まじめに働くなんてできないよ、というサンタクルス。

違いは大きいですね。


だからこそボリビア国内が1つにまとまるのは難しいのです。それに加えて、都市と田舎の経済格差、生活インフラ格差は広がる一方で、仕事を持つ人と持たない人の格差、それが次世代にも引き継がれ、金持ちと貧乏の差は広がっていくばかり。


それでもボリビアは1つ



そんないろーんな表情を持つボリビアが大好きです^^



ぜひ、みんな旅行に来てくださいな。

日本から飛行機で35時間、ですが、それだけ時間をかけてもいい、と断言できるぐらい素敵な国です☆